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アラサーOLまおのゆとりな徒然絵日記

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映画「渇き。」レビュー

全てが狂っている劇薬エンターテイメント「渇き。」





※レイティングはR-15+です。


もう一度言います。レイティングはR-15+です。

ホントにそれでイイの??レイティングの基準って直接的な
描写だけで、間接的な描写については判定されないの?
高校生・大学生1,000円キャンペーンってそれってどうよ。。

って思えるくらい、開始から終わりまで登場人物だけでなく
はじまった数秒後から既に狂気に満ちあふれている映画「渇き。」

本編のみでなく、この高校生・大学生1,000円キャンペーン
ですら、狂気に満ちあふれていると言わざるを得ません。

それくらいとってもヤバイと感じさせる作品です。

よくあるのは、徐々に狂気の渦に取り込まれていって
だんだんと訳が分からなくなってくるという手法で
その最初のある程度「まとも」な状態があるからこそ
その登場人物に感情移入ができたり、状況が理解できたり
そしてその狂っていく様を狂ったように見せる事でわけが
分からなくなるっていうのが定番だと私は思います。

でもこの作品は違います。

最初っから全てが全開でぶっ壊れてます。
救いがはじめから全く無い。
人間の欲望という欲望、罪という罪、業という業
その全てが混ざり合って、劇薬というより猛毒ですね。

R-15+の割には結構グロい描写があります。
暴力表現っていう言葉が軽く感じるくらいの
スラッシャー的な描写があったり、金属バットや鉄パイプ
を用いた暴力シーン、レイプシーンや児童売春、ドラッグなど
ありとあらゆる「業」がふんだんにちりばめられてますので
こういうのが苦手な方はホント要注意な映画です。

私も終わった後はお腹いっぱい感がハンパなかったです。

と言う事で、そろそろネタバレを含んだレビューを続けます。


私はキャラ的に妻夫木くんのキャラが一番好きですwww





以下ネタバレを含みます。








ある時代が狂って見えるのは、見ている人間が混乱しているからだ。



フランスの詩人、ジャン・コクトー氏のこの言葉からはじまるこの映画。


とても意味深。。。

この映画を見て狂ってると思えるのは、見ている
私たちが混乱しているからだと言わんばかりの挑戦的な言葉。


CMや他のレビューを見て見ると、なんだか役所広司演じる
主人公の元刑事が、悪魔的な娘の本当の姿を追いかけていく
うちに、だんだんとその闇に染まって狂っていくかのように
思えますが、私は完全にそうじゃないと思いました。

彼は最初から完全に壊れていたんだと思います。

この映画で描かれる昔の時代よりもその前からずっと。

その狂ってしまっている役所広司の視点
今目の前で起こっている事、過去の記憶、調べていくうちに
はっきりとしてくる娘の過去、置かれている状況、幻覚、夢、希望。。。
そのもろもろが、中途半端に入る過去と現在の説明によって
ごちゃごちゃになって映像化されてるので、「あ、こーゆー事か」
と理解するまで結構時間がかかって疲れます。

そんな狂ってしまっている父親を持つ娘が
この事件の中心的人物となっています。
というより、闇の世界に馴染んでしまっていて
誰よりも深く入り込みすぎ、やがてヤクザやそれを
操っているフィクサー的存在までをも振り回してしまう。

覚醒剤やドラッグを同級生や後輩達に広め、そのパーティで
集まってきた子供達を街の権力者達が食いものにする。
一番深い闇、児童売春の組織とそれを買う有力者達。
男の子も例外でなく、性的な対象となってしまっています。

フィクサー的な存在の一番のお気に入りだった娘は
昔愛した男の子が自殺してしまった要因となるこの組織への
復讐のため、児童売春の証拠写真とネガを盗み出してしまいます。

そしてこの娘に心を奪われてしまった同年代のグループ達が
ヤクザやその裏を牛耳っている警察に刃向かい、抗争となってしまう。

そんな中、彼女が行方不明となってしまい、心配した母親が
離婚した役所広司へ電話をかけて捜索するにつれ、娘の
本当の姿が赤裸々となっていき、この事件に巻き込まれていき
本来狂っていた彼が更に狂っていくというのが大まかなストーリー。

児童売春という深い闇。
こんな世界ホントにあるんだろうか。。。と思ってしまいますけど
きっとこの物語の元ネタは「プチエンジェル事件」だと思います。

ネットではよく見かける未解決事件ですね。
知らない方はググればすぐ出てくると思います。

原作を読んでいないので分からないですけど
彼女の動機は復讐というのが大方の見方というか
本筋なんでしょうけど、私はちょっと違った感想でした。

狂った父親を持つ彼女。
その旦那に嫌気が差して浮気をする母親。

結局両親は離婚、母親に引き取られた彼女は
母子家庭として育つのですが、その母親も男の所へ
行ってしまい、完全に鍵っ子の状態。

劇中、ルイスキャロルの「不思議の国のアリス」
になぞって自分は深い闇に墜ちていると言います。
今は夢を見ていて何をしても夢だから良い。
好きな人とキスをしても、例え殺してしまっても。

孤独となってしまった彼女は、ホントに夢を見ている
状態に心理的になってしまったんだと思う。
だから、結構そのセリフは本音だったんではないかと。

両親からの愛情が欠落してしまっているが故の「渇き」。

家族愛という一番身近になければならない
幼少期からの愛情への飢え・渇きにより墜ちてしまった闇。

とてもとても深い闇。

そんな闇に墜ちてしまった娘の事を全く知らない両親。


今、一番大事な人の本当の姿を知っていますか?


私にとってはこれがこの映画のテーマだと思いました。

自分の知っている情報だけで、自分の考える
常識の範囲の中で作り上げたペルソナを
本当の姿と混同していませんか?

あの子に限って、私たちの子に限って。

このセリフが出るたびに引っかかる私。

深い闇を作り上げた張本人達が
それに全く気づかず、そんなはずがないという
言葉で現実から目をそらしてしまうという状況。

とても重くて暗い、それでいて完全に狂った
世界、人間を描ききっているこの映画。

お腹いっぱいを通り超えてちょっと
食傷気味になっちゃいましたです(^_^;)

ただ言える事は、あの軽い感じで
おもいっきり腹黒な妻夫木くんはとってもイイ!!
そしてその妻夫木くんを思いっきり車で
はね飛ばしていった役所広司の「やったったwwww」
って演技がまたハンパなくイイww(^_^)b


見る人をホントに選ぶこの映画。
あまり万人にはお勧めしません。。。特に高校生には。。。

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Comment

この映画かなり狂気に満ちてるって噂は聞いていましたがどうやら思ってた以上に凄そうですね(´Д` )
  • posted by 東雲 桜
  • URL
  • 2014.07/12 12:07分
  • [Edit]

No title

驚いたのが、絶対死んでるやろって思っていたオダギリジョーがピンピンしていたことでした(笑)
あれだけナイフでかっさばかれてるのに。
館内は若い子でいっぱいでした?
  • posted by ヒッシー
  • URL
  • 2014.07/12 13:50分
  • [Edit]

No title

怖そう~~こわそう、、壊れた?

役所さん、なんだか壊れてしまいましたね。
それもショック。
コラーゲン飲んで、寝よう、、と思いました。

今夜は、🍴 夜風にあたり、テラス席でお食事。🌑✨
🏢 🚁 タワービルディングの下をヘリコプターが飛んでたり、
満月?を眺めたり、
瞬く偽蝋燭の灯で、お食事でした。

こんな時間になりました!
  • posted by hippopon
  • URL
  • 2014.07/13 01:21分
  • [Edit]

No title

まさにここぞとばかりに登場して、颯爽とスルー☆

  • posted by りな
  • URL
  • 2014.07/13 09:47分
  • [Edit]

No title

>桜さん
 狂気に満ちているというよりかは、狂気が
 満ちあふれているって行った方がイイかもです。
 結構ヤバイですけど、結構おすすめだったりしますw

>ヒッシーさん
 あるあるwww
 でも、その後の妻夫木くんの「はい、自殺☆」って
 いうところがめっちゃお気に入りなので私は許しましたww

 私を含めて若い子も多かったですけど
 印象に残ったのは、1人で来てたおじいちゃんです。
 コーヒーとドーナツを持って、レイトでこの映画を
 選んだおじいちゃん。
 あのおじいちゃんの感想をめっちゃ聞いてみたいです。

>hipponponさん

 役所広司はほんとイイ役しましたです。
 あんな狂ってる役を生き生きと演じる彼は凄いです。
 個人的にはオダギリジョーって最近こーゆーヤバイ
 人の役が多い気がしないでも無い。
 まぁでもそれがカッコイイんですけどね(^_^)b

 おおおおお、めっちゃセレブ!!
 今月はじまったばかりなので既にピンチな私はwwww

>りなさん
 ちょwwwww
 あまり洒落になってない。。。。

 ってのは冗談で、りなさんにはおすすめかなー、この映画。

  • posted by まお
  • URL
  • 2014.07/13 11:47分
  • [Edit]

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